イヌリン+ヨーグルトで女性の悩み解決におススメ
女性の悩みに多いのが「便秘」「ダイエット」「肌荒れ」です。
これらの悩みの共通点として、腸内環境が影響していることがあります。
腸内環境が悪化してしまうと便秘になってしまい、糖質を溜め込んでしまう太りやすい体質になったり、代謝が悪くなってしまい肌荒れを起こしてしまったりするからです。
腸内環境を良くしようと、乳酸菌を摂取する人がとても多くなっています。しかし乳酸菌を摂取している人の中には、「それほど効果がない」と感じている方も少なくないのです。
わたしたちの腸内には100兆~1000兆といわれる腸内細菌が存在します。その種類は数百で、乳酸菌と腸内細菌の相性によっては、それほど効果が現れないということもあるのです。
乳酸菌とイヌリンを一緒に摂ることをおススメします。イヌリンとは菊芋やニンニク、玉ねぎなどに多く含まれている水溶性食物繊維です。 乳酸菌とイヌリンはとても相性がよく、乳酸菌の作用をサポートすることができます。
なぜ相性がいいのか、どのように摂取していけばいいのかお伝えしていきたいと思います。
Contents
女性に多い悩みには「腸内環境の改善」がおススメ
女性の悩みに多い「便秘」「ダイエット」「肌荒れ」
「便秘」「ダイエット」「肌荒れ」は、女性の中には本当に多い悩みです。女性の中にはこの三つの項目すべて悩んでおられる方も少なくありません。なぜならこれらには共通のポイントがあるからです。
基本的に女性は男性よりも便秘になりやすいといわれています。女性は男性と比べてホルモンバランスを崩すことが多く、体温が低く冷え症が多いために、便秘となってしまいやすいのです。
ホルモンバランスの影響や、冷え性がなぜ便秘の原因になってしまうのかというと、腸の動きが悪くなってしまうことにあります。腸の運動のことを「蠕動運動(ぜんどううんどう)」といいますが、 この動きが悪くなると腸の中に食べ物の残りカスを溜め込みがちになってしまうのです。運動不足の人であればなおさら腸の動きが悪くなります。
便秘が長く続いてしまうと、太る原因になってしまうといわれます。もちろん排出されるべき便が止まっている状態であれば、お腹が出てしまいますし、その分、体重も増えてしまいます。
しかしそれだけではなく、腸の動きが悪くなってしまうと代謝が悪くなってしまいます。代謝がいいと多少食べ過ぎてもエネルギーとして消化してしまいますが、代謝が悪い時にはそのまま体内に取り込んでしまうことになります。そしてそれが余分な中性脂肪やコレステロールとなってしまうのです。
つまり腸内環境が悪い状態を継続させていると、便秘になってしまい、代謝が悪くなってしまい、太る体質と変化してしまうのです。
腸内環境が肌荒れの原因?
もしも便秘のひどい状態が長く続いているような人で、肌荒れにも悩んでいるということであれば、便秘が原因で肌荒れに繋がっているのかもしれません。
肌荒れで悩んでいる方であれば、保湿ローションを塗ったり、飲み薬を使っていたりして改善を試みようとされている方もおられるでしょう。もしも思うように改善が見られない方であれば、まず便秘の改善を測ってみることも一つです。
腸内環境が悪化し、便秘の状態が長く続いていると、腸内は悪玉菌が優位の環境となってしまいます。悪玉菌は老化を引き起こす活性酸素を分泌させる作用があります。
活性酸素とは、「体のサビ」のことで、老化の原因になるといわれています。
体内に活性酸素が増えてしまうと、新陳代謝が弱まり老化がどんどん進んでいきます。老化が進んでいく状況というのは、肌が弱まっているということになりますから、肌荒れを起こしてしまうのです。
腸内環境が改善し、悪玉菌優位の環境から善玉菌優位の環境となると、便秘が解消し栄養吸収などが良くなり、同時に代謝が良くなってきます。
代謝が良くなると新しい肌をつくる能力が高まっていきますので、肌荒れを起こしにくい体質となるのです。
もちろん便秘を治すと必ず肌荒れが治るというものではありませんが、健康的な肌と腸内環境はとても影響していることがお分かりになるのではないでしょうか。
「イヌリン」「乳酸菌」が女性におススメの理由
イヌリンと乳酸菌の作用とは
イヌリンはいま話題の水溶性食物繊維で、菊芋やにんにく、玉ねぎなどに多く含まれている成分です。腸内環境を改善し、便秘を解消する作用があるとともに、中性脂肪や血糖値の上昇を抑え排出させる作用に優れています。
水溶性食物繊維の中で特にイヌリンは、食べ物で口から摂取したとしても体内で吸収されることはなく、腸の中で水分を吸収しドロドロとしたゲル状になり、腸をきれいにしながらゆっくりと進んでいくのが特徴です。
ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は、腸に届いた後、善玉菌のエサになります。善玉菌が乳酸菌をエサとして摂ると、腸の中が活性化され善玉菌が増えていきます。すると腸の中はどんどん善玉菌優位の、良い環境に変化していきます。
このような乳酸菌の働きのことを「プロバイオティクス」といいますが、腸内の菌に直接作用し、環境を改善していくのです。
ただし腸内に乳酸菌が届き、善玉菌のエサになったとしても、急激に環境が改善されるわけではなく、何ヶ月もかけながら体質を改善していくことが必要なのです。
イヌリンの働きのことを「プレバイオティクス」といいますが、プロバイオティクスである乳酸菌の働きをサポートする働きがあります。そのためイヌリンと乳酸菌はとても相性がいいといわれます。
腸内環境の改善には「イヌリン+ヨーグルト」がおススメ
プレバイオティクスであるイヌリンは、腸の中でプロバイオティクスである乳酸菌の働きをサポートする作用があります。イヌリンそのものが乳酸菌の栄養となって、善玉菌を増やしていく作用があるのです。
さらにイヌリンには、水溶性食物繊維の中でもとても珍しく、善玉菌のエサになることができるといわれています。
つまりイヌリンと乳酸菌を同時に摂ると、乳酸菌の働きをサポートするために乳酸菌の栄養となると同時に、自らも善玉菌のエサとなって腸内を活性化させることができるのです。乳酸菌の作用の大きな助けになるでしょう。
イヌリンと乳酸菌を効果的にとるには、「イヌリン+ヨーグルト」がおススメです。イヌリンをヨーグルトに混ぜて摂取するだけですから、とても手軽に摂取することができます。
イヌリン+ヨーグルトの摂り方
イヌリン+ヨーグルトの美味しい食べ方
イヌリンはヨーグルトに混ぜて食べるがおススメです。とても手軽で簡単です。
イヌリンはパウダー状にして販売されています。とても話題になっている成分ですので、アマゾン(Amazon)や楽天などにおいて、とても積極的に販売されています。500gで数百円程度のものから、何kgの大きいパックまでさまざまです。
イヌリンパウダーは、水溶性食物繊維で体内に吸収されずに排出されてしまいますから、カロリーを気にせずに召し上がることができます。
イヌリンパウダーは、菊芋を主原料にして作られています。菊芋とはキク科の植物で、日本にもいくつか産地はありますがそれほど馴染みのある野菜ではありません。そのため近所のスーパーにおいても販売されていない可能性もあります。
そのような場合であれば、「イヌリンパウダー」と検索するとたくさん出てきますので、無農薬など品質の良いものを購入すればいいでしょう。
イヌリンパウダーを自分で作ることもできます。もしも近所のスーパーなどにおいて生の菊芋が販売されていたとしたら、その菊芋をきれいに洗ってから薄くスライスして、天日干しにして乾燥させます。2~3日しますと完全に乾燥しますので、後はミルミキサーにかければイヌリンパウダーの出来上がりです。
菊芋は生のままであれば、それほど長く保存することはできませんが、乾燥させてしまってパウダーにしてしまうと、冷蔵庫で長期間保存することができますからとても便利です。
後はヨーグルトにそのイヌリンパウダーをお好きな量を混ぜるだけです。イヌリン自体はクセのないものですので、美味しく召し上がることができます。
玉ねぎヨーグルトにして美味しく食べてみよう
一般的な野菜の中でイヌリンを多く含んでいる野菜の一つに「玉ねぎ」があります。 玉ねぎヨーグルトにして美味しく食べるのもおススメです。
この玉ねぎヨーグルトについては、日本テレビの番組「得する人損する人」においても紹介されています。ここでは番組で紹介されたレシピをお伝えします。
【材料】
玉ねぎ・・・1/2個(100g)
ヨーグルト(無糖)・・・200g
塩・・・小さじ?
【作り方】
① 玉ねぎを薄くスライスして、30分ほど寝かせておきましょう。これで辛み成分が飛び、美味しく食べられるようになります。辛みが気になるのであれば、寝かす時間を多くしてみましょう。
水にさらしてしまうと、イヌリンを始め有効成分が流れ出てしまいますので、必ず寝かすようにしてください。
② ヨーグルトに玉ねぎを入れていきます。続いて塩を入れて、よく混ぜていきます。これで食べることができるのですが、冷蔵庫で一晩寝かせておくと玉ねぎがよりしんなりしますので、さらに美味しく食べることができます。
ヨーグルトは、乳酸菌だけではなく、ビフィズス菌が入ったものを選びましょう。ビフィズス菌もプロバイオティクスの一つで、善玉菌を直接活性化させることができ、イヌリンもその作用のサポートを行うことができます。
③ この玉ねぎヨーグルトは毎日少しずつでも食べ続けるようにしましょう。 腸内の環境を改善させるためには、短い期間ではできません。
④ 玉ねぎヨーグルトはそのまま食べてもおいしいのですが、アレンジしてもいいでしょう。アレンジの例として、サラダにかけて食べたり、お肉にかけて食べたり、料理の隠し味として使用したりということがいいでしょう。そのほか皆さんのお好みに応じてアレンジしてみてください。
参考:日本テレビ「得する人損する人」玉ねぎヨーグルトダイエット 2017年11月2日放送
まとめ
女性の悩みである「便秘」「ダイエット」「肌荒れ」を解決したい方であれば、是非とも「イヌリン+ヨーグルト」をおススメします。
水溶性食物繊維であるイヌリンが、プロバイオティクスであるヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌を助け、腸内環境を改善していきます。
イヌリンは菊芋や玉ねぎに多く含まれている成分ですが、イヌリンパウダーとしても通販サイトにたくさん販売されていますので利用するといいでしょう。生の菊芋から作ることもできます。
またおススメなのは玉ねぎヨーグルトです。テレビで紹介されたほど話題となっています。美味しく召し上がることができ、とても簡単に作ることができますので、是非毎日の食卓に並べていただきたいと思います。
特に中高年の女性であれば、体内に活性酸素が増え、老化が進行してくる年齢ですので、イヌリンヨーグルトでいつも健康を維持しておきましょう 。